炭治郎たちの活躍で百年ぶりに上弦の鬼が倒され、鬼殺隊のみならず、鬼たちにも波紋を呼んでいた。一方、炭治郎は鋼鐵塚に会うため刀鍛冶の里へ向かう。

霞柱・時透無一郎と少年・小鉄の言い争いの場に遭遇した炭治郎。無一郎は「とある鍵」を渡すよう迫っていた。その鍵は戦闘用絡繰人形を動かすためのもので――。

炭治郎との訓練の果てに壊れてしまった縁壱零式だが、その中から三百年以上前の刀が現れる。小鉄は刀を炭治郎に譲るが、その刃は錆びてしまっていて……。

無一郎は危機迫る里へ急ごうとするが、小鉄から頼まれ鋼鐵塚と鉄穴森の救出へと向かうことに。一方、炭治郎、禰豆子、玄弥は4体に分裂した鬼と対峙していた。
※禰豆子の「禰」は「ネ＋爾」が正しい表記。

里へ駆けつけた蜜璃だが、里長は鬼の手にかかり絶体絶命の状態に陥っていた。同じく里の救出に向かう無一郎の前には、上弦の伍・玉壺が待ち構えており……。

玉壺の血鬼術により窮地に追い込まれる無一郎。一方、4体の鬼の頸を斬った炭治郎たちは、5体目の鬼の気配を察知する。玄弥がその鬼の頸を狙うが……。

炭治郎が5体目の鬼の頸を斬りかけた時、背後に「憎」の文字を持つ鬼・憎珀天が迫る。炭治郎たちを「極悪人」と罵る憎珀天に、炭治郎は激昂し立ち向かう――。

無一郎と小鉄に迫りくる金魚の鬼たち。鬼が二人に襲い掛かったその刹那、無一郎は思い出す。それは、杣人の父、母、双子の兄・有一郎との記憶だった――。

無一郎が玉壺の頸を狙うと、玉壺は壺から抜け出て真の姿へと変貌する。触れたものを全て鮮魚に変える拳、これまで以上のスピードを誇る玉壺に無一郎は……？

蜜璃は憎珀天に立ち向かうが、強力な攻撃を受け、気を失ってしまう。とどめの攻撃が迫るその瞬間、脳裏に過ぎるのは、特異体質を持つ自身の過去だった――。

半天狗に止めを刺そうと立ち上がる炭治郎だが、その時、夜が明け、禰豆子に陽が差し始める。鬼を斬るか、禰豆子を守るか、二択を迫られた炭治郎は――。
※禰豆子の「禰」は「ネ＋爾」が正しい表記。