頂点を極める究極のラストバトル!
旧マシンで臨んだ初戦で戦力不足を痛感する加賀は、アルザードのオリジナルマシンである「凰呀」を名雲から託された。それはそう易々と手なづけられるようなものではなかったが、ZEROの領域で心身ともにボロボロになりながらもついにミラージュターンを見出した加賀は、不調から復活したハヤトに勝負を挑む!
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一年間の出場停止処分を耐えた加賀とZIPの面々だが、状況は厳しく今日子による資金要請が却下されたのみならず、タイトルを獲れなければアオイは撤退を余儀なくされる。旧式となったエクスペリオンでは思うようにタイムを出せぬ加賀。そこに姿を現したのは天使か?悪魔か?
“凰呀”それは南雲の兄が手掛けたアルザードの原点にして、紛れも無くアスラーダの兄弟と言える死神マシン。南雲から悩むことなくこれを譲り受けた加賀は、クルーにその出自を明かさぬまま、早速この猛馬に乗り込むが、その強烈なポテンシャルは想像を遥かに超えていた!
緊迫の第3戦。コース登場時には凰呀に振り回され、周囲の失笑を浴びた加賀だが、ハヤトは逆に加賀ですら振り回すマシンの恐るべき正体に気づきはじめていた。レセプションでも静かに火花を散らせる二人。そしてマシンとドライバーそれぞれの因縁をかけた対決が今始まる!
トラブルが続き調子を崩すハヤトと、未だ凰呀と折り合いがつかずZEROの領域でギリギリのバトルを繰り返す加賀。周囲の心配をよそに、それでもチャレンジを続けずにはいられない二人。そして迎えた11戦で加賀はようやく凰呀の感覚をモノにし、ミラージュターンを完成するが…。
いよいよ最終戦。予選でクラッシュした加賀を、レースから外そうとする今日子だが、燃え滾る闘志は最早誰にも止められない。決意の証に髪を切り、黒く染める加賀。それを真正面から受け止めるハヤト。互いに一歩も譲らぬ2台。勝負の行方は最終コーナーにまで持ち越され…。