これが私たちの<日常>。
隕石の落下から10年。巨大結晶が放出する謎の粒子〈メビウス・ダスト〉の影響で、一部の子どもたちは〈ラムス〉と呼ばれる特殊能力を得ていた。しかし、特殊能力者〈ラムス・キャリア〉は〈メビウス・ダスト〉が届く範囲でしか生きられず、〈しんかつしか〉の町から出ることを禁じられていた。〈ラムス・キャリア〉の子どもたちは、町から出られない鬱屈を晴らすかのように、チームごとに〈ラムス〉を駆使して陣地を争奪するゲームに没頭。高校生のアラキも妹のステラや幼馴染みのオルガたちと〈ポリスホッパー〉を結成し、夜な夜なゲームに明け暮れていた。そんなある日、<ラムス>研究者のユダ博士が彼らにとある実験への協力を要請する。アラキたちはその実験に協力することを決断するが、それによって彼らの運命は動き出すことになる…。
(C)「メビウス・ダスト」製作委員会
夜な夜な〈ラムス〉を使ってゲームに熱中する子どもたち〈ノーティーズ〉。全部で5つあるチームのひとつ〈ポリス・ホッパー〉に所属するアラキは、いつか〈しんかつしか〉を出て外の世界へ行くことを夢見ていた。そんなある日、彼らの熱狂的なファンを名乗る研究者・湯田真理がDMを送ってくる。湯田はアラキたちに「研究に協力してくれたら、外へ出してあげられる」と持ちかけるのだった。
〈フラッグ戦〉で〈フェブラリー・ロアーズ〉に勝利したアラキたちは、自分たちの活躍する動画を見て、これまでとは違うラムス能力に酔いしれていた。このままさらに活躍し、〈ランプス〉や他のチームにも勝とうと盛り上がる〈ポリスホッパー〉の面々。 しかしアラキだけはその熱気についていけず、ひとり悶々としていた。そして、もやもやを抱えたまま次のゲームへと向かうのだった。
〈ノーティーズ〉のなかでも最も野蛮で危険なチーム――〈ディアボリック・ゴースト〉。〈ランプス〉を圧倒した彼らは、次の対戦相手として〈ポリスホッパー〉を指名してくる。今の自分たちなら彼らにも引けを取らないはずだと奮起したアラキたちは、その挑戦を受け入れる。こうして亀有の立体駐車場を舞台に〈ディアボリック・ゴースト〉と〈ポリスホッパー〉のゲーム〈サバイバルドッジ〉が幕を開ける。
前回のゲームで弱点を突かれ、〈ディアボリック・ゴースト〉に完敗を喫した〈ポリスホッパー〉の面々。博士のおかげで調子が上がっていたところに水を差され、苛立ちを募らせていた。なかでもアラキは自分のせいで敗北したという思いを強く抱いており、次こそは自分の力でチームを勝利へ導きたいと考えていた。次の対戦相手として、新小岩を拠点とする〈緋狼〉が選ばれ、アラキたちは〈柴又大玉転がし〉で彼らと激突することになる。