可憐に美しく、もっと高くはばたきたい!!
汗と涙の美少女青春サクセスストーリー!!
世界的に大人気のエンターテイメントショウ「カレイドステージ」に憧れて、単身アメリカへやってきた女の子苗木野そら。そして入団を認められたそらは、持ち前の決して諦めない根性と天性の「華」、仲間たちとの友情と確執の中で、ステージの花形「カレイドスター」を目指してあらゆる試練を乗り越えていく…。
(C)2003 佐藤順一・HAL・GONZO/カレイドステージ
カレイドステージのオーディションを受けるため、アメリカへやってきた苗木野そら。その才能の片鱗を感じたオーナーのカロスはケガをしたトランポリンダンサーのかわりに、そらをステ-ジに上げる。その舞台度胸としなやかな演技に目を見張るカレイドステージの面々。そらは特例としてカレイドステージに入団出来たが…。
養成学校の授業が始まった。特例で入団したそらは、他の生徒たちから冷たい目で見られ授業もうまくこなせない。ところが、そらのことを「おまえはステージに選ばれた人間だ」というフール。そんな状況の中、そらはトップスターのレイラに、ゴールデンフェニックスが出来ないと出て行ってもらうと言われてしまうが…。
少しづつみんなに認められるようになったそら。カロスはある新しいショウの構想をみんなに発表する。キャストは養成学校の生徒の中からも選ぶ…と。やる気になる生徒たち。が、そらにだけは役がない。そんなに役がほしいならとカロスが与えた役は、ショウの合間に子供たちのおもちゃを配るクラウンの役だった…。
新しいショウ『シンデレラ』の魔法使い役にミアが抜擢された。だが、うまく役がこなせないミアは、魔法使い役を三人でやるアイディアを思いつき、そらとアンナと共にトリプルイリュ-ジョンという技を考え出す。途中、ミアはレイラにそらたちを裏切り、他のキャストとトリプルイリュ-ジョンをやりなさいと言われるが…。
初舞台。そらたち魔法使いの役は新聞で厳しい批評を浴びてしまう。そこへ、そらの父親がやってきた。実はそらの両親は幼い頃に亡くなり、そらの今の両親は育ての親だった。つらい思いをしているそらを見て、日本に連れて帰ろうとする父だったが、その中倒れてしまう。そんな父を見たそらは日本へ帰ることを決意するが…。
『シンデレラ』の魔法使い役も好評を得て、嬉しいそら。そんな時そらは、流れついたオットセイの子供を拾う。ジョナサンと名づけたオットセイをなんとか劇団内で飼えるようにしようと、そらたちはバイトに励む。けれども練習との両立はキビしい。ところがジョナサンが飛び入りした特設ステージでのショウが好評となり…。
ショウのゲストとして天才少女ロゼッタがやってきた。その世話をそらが押しつけられる。だが機械的にすごい技をこなす少女には表情がない。幼い頃から芸をすることだけしかなかった少女。そらはマリオンと、少女に子供らしい時間を過ごさせてやる。表情のない少女はそらと過ごす時間の中でショウとは何かを知っていく…。
レイラの父親は有名ホテルチェーン店のオーナー。ステージをろくに見たこともなく自分のことをビジネスの道具としか見てくれない父親に淋しい気持ちのレイラ。それでもいつかは父親にカレイドステージの素晴らしさを分かってもらおうとするレイラの姿に、そらはステージ上でレイラの誕生パーティーをしようと言い出す…。
『シンデレラ』公演を終え待ちに待ったオフ。だが新たな演目『人魚姫』のオーディションがあるという。以前、レイラをヒロインに大成功を収めたショーの再演。ただスポンサーのケネスはレイラではなく新しいスターの誕生を求めていた。そんな中、滝をくぐり抜けて空中ブランコをすることになってしまったそらは…。
主役を射止めたそらは、レイラが演じた大役をマスターしようと必死にビデオを繰り返しみながら勉強する。素晴らしい演技で観客を満足させるそら。しかしスポンサーはレイラに交代を命じる。「レイラさんみたいに」完璧にこなそうとするあまり自分らしさを見失っていたそら。「そら」らしい人魚姫をめざして奮闘する…。
お笑い好きのアンナ。それは天才コメディアンである父親の影響だった。訳あって疎遠になっていた父親。その父親が近所のコメディシアターに立つという。だが久しぶりに見た父親はかつてアンナが憧れた父親とは違い、ひどく落ちぶれた姿だった。失望し、母親に電話をかけ相談するアンナ。そしてアンナがとった行動は…。
レイラに映画主演の話がくるが乗り気ではないレイラ。時を同じくして新しい演目が『アラビアンナイト』に決まる。新しい舞台装置に俄然やる気のレイラ。しかしスポンサーからの「そら」との共演という要望に不服な色を隠せない。レイラはそらの自分には無い魅力を始めて意識し、自分の目で確かめたいと思い始めて…。
少しずつそらの可能性を分かりつつも演技に関しては決して妥協を許さないレイラは「二人の呼吸」と「間」を掴むため寮のそらの部屋に訪れた。突然始まった二人の共同生活。緊張のそら。初日を翌日に控えても完成には程遠い出来。だがオーナーからの叱責にもレイラは臆せず必ず完成させると言い放ち、そらを連れ出して…。
カロスから「シアトリカルキャンプ」へのゲスト出演を命じられたそら。そこはテント巡業を行う一座だった。その慣れない環境の中ヒロインに指名されるそら。そこにはそらの知らない「ショウ」の世界とエンターテイナーたちがいた。戸惑うそら。カロスがそらを送り込んだ真意は? そしてそこで彼女が学ぶものとは?
歌姫サラのもとに突然、大手レコードレーベルからの引き抜きの話がきた。そこのトップであるアンディはサラ、カロスとの昔なじみの中で、若かりし頃に夢を語り合った間柄。「辞める気はない」と言うサラに対し、アンディはカロスのOKをもらっていると返す。驚愕のサラ…。そんな三人の切ない大人の恋のお話。
日本から、そらの友人まなみがやってきた。だが、なんだかビクビクのそら。実はそらはしっかり者のまなみが苦手だった。そんな中、カレイドステージから退団者が続出する。あらゆる噂が飛び交う中、その引き抜き工作の首謀者はなんとユーリだった。知られざるユーリの過去。カレイドステージは存続の危機に立たされた…。
公演中止を救ったのは、ミアの書いたシナリオだった。張り切るミアだが、ユーリの暗躍は続き、辞めていくスタッフはあとを絶たない。そんな中、売れっ子演出家サイモン・パークに依頼するレイラ。だが、カロスはあくまでサイモンをサポートにミアで行くことを決断。ミアの大奮闘、そしてユーリの「復讐」劇の真相とは…?
ミアの演出能力は高く評価された。誰もがこのまま行けばカレイドステージを守れる!と再起に盛り上がる中、何と今度はユーリがカレイドステージごと買収してしまった。寮も追い出されることになったそらたち。完全に落胆する一同。「カレイドステージ」最後のステージが幕を開けた…。
寮を出て行くことになったそらたちはしばらくケンの家にお世話になることになった。だが、どこか浮かないそら。実は日本にいる母親が懐妊したことを電話で知り動揺していた。自分には帰る場所はないのでは、と不安でたまらないそら。そんな中、電話での様子がおかしかった娘を心配して、身重の母と父がやってくるが…。
ユーリの暗躍によって生まれ変わったカレイドステージこけら落しの招待状がそらたちに届いた。ためらいながらも会場を訪れた彼女たちが観たものは今までなかったゴージャスな演出のショーだった。ゼロからの再スタートを試みるそらたち。なんとか遊園地内での公演にこぎつけた時、一人の謎の仮面のスター颯爽と現れた…。
遊園地のオーナーに気に入られレギュラー契約を結んでもらえることになったそらたち。しかし遊園地側の条件は正体不明の仮面スターの出演。仮面の正体をレイラだと思ったそらはサインするが、当のレイラは海外におりその正体は謎に包まれた。新聞、テレビでも大評判になり後にひけず、変装でごまかそうとするが…。
ピンチを切り抜けたそらたち。ユーリは仮面の正体をレイラと確信し、父のハミルトン氏にまで揺さぶりを掛け始めるだけでなく、遊園地のチケット買占め、そらたちの公演中止の商談までも決めてしまう。活動の場を失ったそらたちはパフォーマンスフェスティバルにエントリーするが、なんとそこにもユーリの手が…。
謎の仮面スターの正体はやはりレイラだった。あらゆる犠牲をかえりみず合流したレイラ。彼女がその時、目にしたものは選ばれた者にしか見ることの出来ないステージの精フール。「幻の大技」について説明するフール。その技の全貌とは? そして、もう一人「幻の大技」を知る男、カロスのコーチによる大特訓が始まった…。
そらたちに遅れアンナとミアがキャンプに到着。しかし、そこで見たものは目を疑うような壮絶な光景、満身創痍のそらの姿。そしてユーリの父親の過去を知らされ愕然とするそらは、今まで黙っていたレイラをも信用できなくなりキャンプを去ることに。だが全員が身支度する中、一人黙々とトレーニングするレイラがいた…。
レイラとも心が通い合い自信を取り戻したそら。しかし状況は楽観視できる物ではなかった。レイラは特訓中に負った怪我をひた隠しにしていたのだ。キャンプを終え、カレイドステージに戻ってきたそらたち。「幻の大技」の正体すら知らぬままに本番を向かえようとする一同を嘲り笑うユーリ。そして事態は最悪の方向へ…。
本番当日。フールの口から語られた「幻の大技」の全貌。もはや二人に恐れるものなどなかった。自分たちを支えてくれた人々が思い返される。誰もが二人を信じていた。そらとレイラの「命」をかけた最大最高のショーの幕開け。光り輝く二つの宝石が夜空に銀河を映し出す。そして誰もが予想だにしなかった衝撃の結末とは…。
TVシリーズの前半部分にあたる第1話から第26話までのみどころを前後編に分けて、再構成した総集編の前編!
TVシリーズの前半部分にあたる第1話から第26話までのみどころを前後編に分けて、再構成した総集編の後編!
幻の大技を完成させ新たに甦ったカレイドステージ。自分たちのショウを再構築するために躍起になるスタッフ。そこにはフランスが生んだサーカスの貴公子、レオン・オズワルド。しかし、彼のステージ観はそらたちとは大きく違っていた。そらとは組めないと言い放つレオンと反発するそら。その時、颯爽と現れた新たな影…。
メイ・ウォンに続いてまたまた新たなるライバル(?)が、やってきた。その名は、なんと、あのロゼッタ! レイラとそらの幻の大技に魅せられカレイドステージ入団を志願するがエージェントの反対を受け、そらにかくまってもらうために逃げ出してきた…。
レオンを迎えての新作は『ドラキュラ』。レオンとそらのイメージでミアが描いた恋愛もののシナリオ。だが、そこに横槍を入れてきたのはやはりメイ。レオンのパートナーを巡りそらとメイのヒロイン争奪対決が始まる。合格のために相も変わらぬ自己チューっぷりでステージ全体を引っ掻き回すメイ。果たして選ばれるのは…。
オーディションに失敗した上にレイラを侮辱され失意のそらは、どうすればレオンに認めてもらえるのかと悩む。その時、メイがレオンを呼び出す。指定した場所はスケートリンク。実はメイはフィギュアスケートの達人だったが、レイラに憧れるあまりスケートを捨ててカレイドステージ入団を決めたという過去を持っていた…。
カレイドステージに入団したロゼッタ。当然ながらカロスはディアボロショーの提案をするが、ディアボロならカレイドステージでなくとも出来る!と新たなるチャレンジを試みるロゼッタ。しかもそれは空中ブランコ。幻の大技を現実のものとしたそらを先生とあがめ頑張るロゼッタだが現実は厳しく…。
場内メンテナンスのために久々のオフ。みんなそれぞれ休日の予定を練る中、またしてもカロスに呼び出されるそら。落胆するが、しかしそこには思いがけないビッグニュースが! それはレイラの主演するステージへのゲスト出演の依頼だった。レイラとの再会に感極まるそらだが、何とそこに突然メイが現れた…。
『ドラキュラ』公演は大盛況。だがあまりにも鬼気迫る迫真のショウに子供たちは本気で怯え泣き出してしまう。このままでは子供たちがカレイドステージを嫌いになってしまうと考えたそらたちは「キッズステージ」を考案。子供たちの人気者ジョナサンにも参加してもらうが中々上手くいかない。それを見ていたマリオンは…。
サーカスフェスティバル、それは3年に一度だけ開かれるサーカスの祭典。世界各国から選ばれた超一流のアーティストがその磨きぬかれた技を競い合う。カレイドステージからはレイラの推薦でレオンの出場が決定。そしてそのパートナーを巡った戦いと、ベールに包まれていたレオンの正体が徐々に明かされていく…。
レオンのパートナーをかけた最終審査。だがレオンが提示した内容はあまりにも単純で、そしてあまりにも残酷なものだった。その重圧に潰されるそら。レイラからの痛烈な言葉が容赦ない。だがその頃、一度、そらより先に死神からの恐怖を味わったライバルの目は死んではいなかった…。
たった一つしかなかったサーカスフェスティバルへの出場権利。しかも、それは3年に一度。それを逃したことの重大さに気付かされるそら。だが、そらはあることに気付く。前大会の優勝者はレイラだけではない。もう1枚シード権はあるはず。前回優勝者レイラのパートナーのもとにも…。彼を求め、そらはパリに旅立つ…。
新パートナーであるユーリとの新技を完成させたそら組。そして決戦の日。この日に全てを賭けた世界中のアーティストたち殺伐とした空気が会場全体を覆う。以前にも増して研ぎ澄まされたメイ組の素晴らしい演技と想像もしなかった裏切りのハプニング。そのハプニングを機に、そら&ユーリは伝家の宝刀を抜く覚悟をする…。
フェスティバルに敗れたそらは失意のあまりカレイドステージを逃げ出し、日本に帰ってしまった。両親に本当のことも言えずごまかすそら。実家で迎えるお正月、暖かい家族とのふれあい、そして懐かしい友人たちとの一時もそらの心は晴れない。だがそんなそらの気持ちをまなみは…。
「もう一度頑張ってみよう」。そらはカレイドステージに戻ってきた。暖かく迎えてくれるみんなの笑顔。みんな、そらの帰りを信じて待ってくれていた。しかし現実はそうは甘くなかった。カレイドステージの寮には既にそらの部屋も無く、契約も解除。彼女の居場所は何処にもなくなっていた…。
一からやり直し。黙々と裏方や雑務をこなすそら。そんなそらのことが気になって仕方ないレオン、ソフィの幻影をレオンから拭い去りたいメイ。三者三様の胸のうちが交錯する中、レオンはステージ上でとんでもない試みに出る。しかしそれは予想外のアクシデントを生むことに…。
今だ闇の中にあるそらの心。そんな中、ミアやアンナたちの後押しもありケンがそらをデートに誘うことになった。ケン、一世一代の大チャンス。しかし、時を同じくしてポリスもケイトにプロポーズすると言い出して…。
アンナがカレイドステージ内の仲間を集め、クラウンチームを結成しようとする動きを始めた。その頃、ミスターケネスから自社のモーターショーの話がカレイドステージにありカロスは快諾。笑顔を取り戻しつつあったそらと、そらにあって自分に足りないものを探し求めるメイ、そしてアンナの見せ場は…。
ステージ休業中。ロゼッタがフランス巡業の話を持ってきた。そらたち一行より一足先に現地に到着したロゼッタはそこである人物と出逢い、空中ブランコの特訓を志願する。その男の正体とは…。
巡業を終えたそらたちに待っていたのはカレイドステージ再開の嬉しい知らせだった。カロスはそらの再契約も認め、一度はカレイドステージを離れたユーリもカロスの参謀として復帰。夢は広がる。そして遂に明かされるレオンとユーリの3年前の因縁。その真相とはあまりに残酷なものだった。
「天使の技」の全貌。それは今まで想像していた完成形をはるかに越えていた。レオンに命じられた特訓に耐えるそら。そんな中、そらは予想だにしなかった人物と運命的な出逢いをする…。
頑張っているのはそらだけではなかった。それぞれの道を歩みだした面々。キャシーとともに歩むミア、コメディを探求するアンナ。過去の呪縛に苦しむレオン。そして「そら」に憧れ、入団したロゼッタの夢…。そしてもう一人…。
着々と進む再開初日への準備。熱く燃え上がる一人一人の情熱。ステージの成功を目指して自分の役割、出来ることを精一杯。そんな中、一人消化不良なロゼッタ…。しかしそんな彼女に救いの手を差し伸べたのは何と…!
そらの前に立ちはだかった最大の壁。最強の壁。挑まなければならない壁。越えなければならない壁。争いのないステージを目指すそら。しかし、遂に絶対に避けては通れない勝負の瞬間がやってきた…。
争いのないステージ。そらが子供の頃に観た思い出のいっぱい詰まった楽しいカレイドステージ。単身渡米してきた猪突猛進元気いっぱい笑顔いっぱいの一人の少女。泣いて、笑って、感じあった日々。今、ここに若者たちの未来のためのステージが開演する…。