タイラーとの邂逅も過去の出来事となった今、ラアルゴン皇帝としての使命感こそあるものの、どうも気持ちの乗らない日常を過ごすアザリン。そこにドムが視察のために惑星ビジュラムへと赴く知らせを受ける。その惑星は草原でイナゴを追いかけて遊んだ少女アザリンの思い出の地だった。さっそく同行したアザリンだが…。

惑星連合宇宙軍航空試験基地にコジローが着任した。折しも基地では最重要機密事項として最新鋭戦闘機『巌流』の最終試験飛行を目前にしていた。着任早々、基地をあずかるヤマシタから最終飛行パイロットの任務を言い渡される。基地専属の精鋭パイロットのムサシと共に限界に挑むコジロー。手に汗握る試験飛行の結末は…。

出来たばかりの最新戦闘メカ『ニュータイプ』に乗ってみたいと夢を見る海兵隊。ニュータイプがあれば戦力倍増！と喜ぶのも束の間、資格試験を命じられた海兵隊は、しぶしぶ勉強をすることに。死んでしまった親友の忘れ形見がニュータイプだと知るアンドレセン。そんな中で、ニュータイプが暴走してしまい…。

クリスマス・イブの中、「イブ？ 何それ？」と我関せずのタイラー。そこへ一大決心!?のユリコから誘いの電話が入る。待ち合わせが決まり、いよいよタイラーとユリコのロマンスが幕を開けたかに見えた夕暮れ。タイラーの前に1人の少年が現れる。ユリコの待つのもそっちのけで少年に付き合うタイラーだが…。

辺境宙域航行中の輸送船が謎の爆発を遂げた。一通りの調査を経て「事故である」との見解が惑星連合宇宙軍の大勢を占めるに至ったが、その渦中で情報局参謀から秘密裏に再調査と解析を命じられたユリコ。時を同じくして起きるユリコに届けられた頼んだ覚えのない荷物などの不審な出来事。そして奇妙な事件の渦は次第に…。

資料課での悶々とした勤務から一転、晴れて艦長へと抜擢されたヤマモト。任務は辺境宙域を航行する輸送船団の護衛だった。駆逐艦でないことに幾分の不満を見せつつも護衛艦『かげろう』を指揮して宇宙に船出したまでは良かったが、爆発事故以来予断を許さぬ状況にあった辺境宙域に達した時、不可解な事態が船団を襲い…。