“別れ”をめぐる、4つのオム二バス。
すこしだけ切ない、大人の紙芝居
大切な誰か、なにかとの「別れ」や「旅立ち」と、「その先」をテーマに描く。甘酸っぱい後悔やどうしようもなかった出来事、そしてその先にある“いま”をそっと肯定し、慰め、また前へ進むための物語。
(C)yunumata / CoMix Wave Films
“憧れと旅立ち”をテーマに、夢を追うためにイタリアへ旅立つ名木とその姿を見つめる「師」の吾妻。そして、吾妻がかつて憧れた男性という3人の“憧れ”をおいかける(た)人々を描く。
“思春期の感情の終わり”をテーマに二人の女子高生、久米野と小泉の間に存在した好奇心とも友情ともつかない不思議な感情と素直に分かり合えなかった二人の過去、その後の現代を生きる女性たちを描いた物語。
“死別”をテーマに、夏祭りで再会した少年のハルカと少女ゆかりの物語。お盆とは「死んだ人が返ってくる日」だと教えられたゆかりは、ある夏の夜の祭りで、どうしても会いたかったハルカと見つける。
“終わりとはじまり”をテーマに、定年退職で学校を去る事になった女性教師の桜田の物語。懐かしい思い出が詰まった校舎で、同じく定年退職を迎えた男性教師の松崎に思わぬ告白をされ、新たな人生が始まる。