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将来立派な絵師になる夢をもつ高校1年の岡倉てんこりん。しかし、実際はサボってばかりのダメダメ女子高生だった。そんな彼女の前に突如現れた雷神は、日本美術界のスター絵師たちを呼び出し、夢の叶え方を伝授していく。目指すはデッサン甲子園入賞! てんこりんは、自らを変え、夢を叶えることができるのか!?
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将来立派な絵師になる夢をもつ高校1年の岡倉てんこりん。しかし実際はサボってばかりのダメダメ女子高生だった…。そんな彼女の前に、願いを聞きつけた神様・雷神が登場し、江戸時代のスター絵師・尾形光琳を召喚! しかし現れたのはホスト風のチャラ男?! クセの強い絵師に導かれ、目指すはデッサン甲子園入賞だ!
てんこりんは、興味本位で訪れた美術部で出会った激ウマなデッサンに衝撃を受ける。「やっぱり才能がある人には敵わない…」ふてくされる彼女のために雷神が呼び出したのは洋画の父と呼ばれる絵師・高橋由一。「友情・努力・勝利! 君ならできる!」 暑苦しいスポーツマン気質な由一の叱咤激励はてんこりんの心に響くのか…?
美術部に入ったてんこりんの前に現れた天才少女・狩野カノン。圧倒的な実力差を見せつけ「才能ない人間が努力しても無駄!」とてんこりんに言い放つ! 落ち込む彼女のために雷神が召喚したのはレジェンド・狩野永徳。IT社長のような横文字だらけのプレゼンに励まされるてんこりん。一方、そんな彼女に忍び寄る不穏な影が…。
絵の道に大反対のママに隠れて練習していたてんこりんだが、ついにそれがばれてしまう。大げんかの末、デッサン甲子園で入賞したら夢を認めてもらうことに。張り切るてんこりんだが、「なんかいい」と思って描いた絵をカノンに酷評されてしまう。だが、禅僧・白隠慧鶴はうさんくさい業界用語で「なんかいい」を大絶賛!?
カノンと文化祭ポスターのデザイン対決をすることになったてんこりん。技術では勝てないからとアイデア勝負に賭けるが、一向にいい案が思いつかない…。ところが、江戸末期の人気浮世絵師・歌川国芳のラップによると「アイデアは掛け合わせでしか生まれねえ」らしい。そして対決当日、てんこりんが用意したポスターは…。
自信満々だったカノンは、てんこりんの絵が「なんかいい」と褒められることに納得がいかない。カノンは「『なんかいい』って、なんなのよ…」と悩むが、そこに神様・風神が登場! 風神は「なんかいい」の秘密を解き明かすため、大正の天才画家・岸田劉生を召喚。愛娘LOVEな子煩悩パパ・劉生の教えは、カノンの心を動かすのか?
カノンは幼い頃の夢を見た。天才と呼ばれたあの頃に比べ、今はなぜかコンクールで結果が出せない。「大会なんて出ない」と部室から逃げ出したカノンのために、風神は美人画家・上村松園を呼び出す。松園もまた、大きなスランプに悩んだ絵描きだった。松園の言葉に揺れるカノン。そんな彼女が部室を訪れると、ある事件が…。
てんこりんが退部!? デッサン甲子園の前哨戦に挑んだコンクールに全て落選した上、ママに「こんな実力じゃ出場しても無駄」ととどめを刺されたのだ。画材を捨て、ママに従い勉強をするてんこりんが部屋の隅で見つけたものとは…。そして幼い頃に憧れた絵師・黒田清輝の言葉にてんこりんは…。いよいよ、大会当日が訪れる。
デッサン甲子園の朝、カノンはてんこりんの家を訪れた。てんこりんは部屋でママの言うとおり勉強を――していなかった! 夢中で絵を描く彼女に激怒するママ。その姿を見てカノンは「もう逃げない」と大会出場を決意。てんこりんも「後悔したくない」と家を飛び出し、二人で会場に殴り込む。タイムリミットはあと二時間!
デッサン甲子園に挑むてんこりんだが、練習で毎日酷使した右手に激痛が走る。やむなく棄権かと諦めかけたその瞬間、カノンの雄姿が目に入る。その姿に勇気づけられ、「入賞できないかもしれない、でもやるんだよ!」と立ち上がるてんこりん。そこに雷神が来て、召喚した絵師の正体とは…。そしてデッサン甲子園の結果は!?