突き落とされたり、癒されたり…
予測不可能な毒入りファンタジー
あ・ん・し・ん・するな…
大都会の片隅にあるガラクタ通り。そこは、周囲の街から流れ着いたゴミが集まる場所。ガラクタ通りには、世捨て人ステイン、大きな猫のパルバン、そしてたくさんの不思議な生き物たちが住んでいます。ステインが拾った、ゴミの一つ一つから展開される、奇妙で不思議な物語。
(C)RYUJI MASUDA / SCITRON DIGITAL CONTENT / S-ONE T-THREE
ステインは、一つの卵を見つける。彼は、その卵を気にいって大切にしていたのだが、パルバンは、それを食料にしようと考えていた。ある夜、卵が急成長して中から生まれたものとは…。
ガラクタ通りは、食料難に陥っている。そんな時に、パルバンが冷蔵庫を見つけたのだが、ドアが開かない。無理に開こうとするステインとパルバンだが…。
ステインは、肖像画を拾って、そこに描かれた女性に恋をする。魅入られたまま、何も口にしないステインは、痩せ衰えていくばかり。どうにかしようと考えたパルバンがとった策とは…。
極楽鳥を拾ったステインは、空腹のために鳥を食べようするが、逃げられてしまう。追いかけるうちに、二人の間に親しみが生まれたのだが…。
ステインが拾ったクレヨンは、魔法のクレヨンだった。絵に描いたものが現実になるクレヨン、そのクレヨンのせいでステインは怖い目にあってしまう…。
不思議なカセットテープから作られた人形。その人形は、音楽にのってダンスをするのが得意だが、ステインやパルバンもまきこんで永遠に踊り続けてしまう。疲労したステインは…。
拾った双眼鏡で、ステインはパルバンの意外な一面を見てしまう。彼は、隠れて子猫を育てていたのだ。観察し続けるステインだが、アクシデントは突然舞い込んだ…。
玩具のリモコンロボットを拾ったステイン。しかし、ロボットはリモコンでコントロールされる運命を拒否し、ステインに反抗する…。
雪の日に一本の毛糸を拾ったステイン。こんなところにどうして毛糸が?実は、その毛糸には誰もしらない過去が秘められていた…。
不思議な種子を拾って育てるステイン。それは美しい花に育ち、ステインは彼女に恋をする。相思相愛な二人。時を同じくして、彼らの周りは宇宙戦争に突入していく…。
ステインは拾った粘土で、自分の顔を作ってみる。ところが、その粘土は勝手に動き出し、ニセステインになってしまった…。
釣り竿で魚を釣ったステインとパルバン。美味しく料理したその魚には、子供の魚がいた。親なしになった子魚を育てることに…。
ゴミ捨て場で、衰弱した赤ん坊を拾うステイン。その赤ん坊を助けるためにミルクやほ乳瓶を盗むのだが、ステインの努力もむなしく…。