ふたりなら、きっとできる
原案公募企画「ProjectANIMA」から生まれたオリジナルTVアニメーション 「魔法使いさん、わたし、約束守れませんでした」魔法使いに憧れる天然少女クルミ=ミライと、代々魔法使いを輩出する名家の令嬢ユズ=エーデル。レットラン魔法学校<国家魔法師養成専門学科(通称・マ組)>への進学は魔法使いになるための必須条件。なのに、まさかの受験失敗と思っていたら!? 一見、子どものような国家魔法師ミナミ=スズキが担任として現れ、学園生活は急転! 訳ありげなクラスメイトに、怪しそうな同好会……この学校に隠された秘密って何!? 魔法使いさん、わたし<普通科一組>で、魔法使いになれる、の、カナ夢に破れた正反対なふたりの少女の青春*魔法学園ファンタジー!
(C)「まほなれ」製作委員会
幼い頃に出会った魔法使いに憧れ、レットラン魔法学校《魔法使い》養成専門クラス、通称「マ組」をめざすクルミ=ミライ。模試では常に成績トップだったが、入学試験の結果は不選抜。「普通科一組」に進むことになる。人生初にして最大の挫折。しかし、一組の担任として現れたのは、《国家魔法師》ミナミ=スズキだった!
「私が担任になったっていうことは! ――皆さんには《魔法使い》になってもらいま~す!」そんな宣言で始まった一組の新学期。クラスメイトたちがそれぞれ目標を持っていることを知り、クルミは魔法使い以外の夢が思いつかないと悩む。やがてミナミによる魔法授業が始まる。それは魔法手帳を使わない、「手描きの魔法陣」による魔法らしいのだが……
部活紹介が行われ、さまざまな部活・同好会に勧誘される一組の生徒たち。魔術研究部に入部しようと意気込むクルミだったが、マ組の生徒以外は入部できないとすげなく断られる。そこに声を掛けてきたのが、図書館の片隅で活動するマジック研究会の部長と副部長。二人は、秘密裏に学園の謎に関する調査を進めていた。
マジ研の活動で「レットラン七不思議」とその原因となる自然エネルギー「魔素」について知らされるクルミ。ミナミが教える手描きの魔法陣が《古代魔法》だということがわかり、ますます魔法への興味がつのる。課外授業の芋煮会で自然エネルギーを使おうと、昔おばあちゃんに教わったおまじないを試す。と、ブホンと魔法陣が光って――
ミナミが去ったレットランで、三大行事のひとつ・クラス対抗強歩大会が開催される。優勝争いに燃える一年マ組・二年マ組を横目に、マイペースを崩さない一組の生徒たちだったが、アスカの覚醒を機に本気を見せる。一位の座を巡って激しいレースが展開するなか、「レットラン七不思議」のひとつが襲いかかる。
初めて《魔法使い》に対する互いの気持ちを打ち明け合い、少し打ち解けたクルミとユズ。期末テストが終わり、お楽しみパーティーに興じる一組のメンバーに、マ組を「クラス落ち」したアニクが合流する。それぞれに帰省の途につく生徒たちだったが、クルミ・ユズ・アスカ・キョウ・アニクだけは寮に残り、冬休みを一緒に過ごすことになる。
冬休み中、魔素パトの途中で《黒きモヤ》に襲われるマジ研のメンバーたち。とっさにユズが描いた魔法陣により古代魔法が発動し、ピンチを切り抜ける。自分の力に驚くユズと、なにもできなかったことで思い悩むクルミ。そうして迎えた大晦日、カウントダウンパーティーの途中で、ふたたびモヤが暴走を始める。