あたしの邪魔したら、暴れちゃうゾ!
神坂一の小説を原作にした人気アニメシリーズのTV版第1作。天才魔道士リナ=インバースはひょんなことから、剣士ガウリィとアトラス・シティに向かう旅に出た。二人をつけ狙うゼルガディスの目的は、魔王シャブラニグドゥの復活にあるらしい。魔王とは一体、何者なのか…?
(C)神坂 一・あらいずみるい/富士見書房/テレビ東京・テレビ東京メディアネット・丸紅
一人旅を続けるリナ=インバースは、剣士にして魔道士の16歳。今日も盗賊たちに取り囲まれて、これから一戦交える構えだった。ところが、そこへ旅の剣士ガウリイが現れ、盗賊たちをあっさりとなぎ倒してしまう…。
旅を続けるリナとガウリイは、町のアイテムショップに、盗賊たちから奪ったアイテムを売り飛ばしにいく。ところが、その中のナイフに呪いがかかっていたからたまらない。その呪いで、ショップの店主は凶暴化して大騒ぎになってしまう…。
魔物と合体したキメラの男、ゼルガディスがリナたちの持つアイテムを言い値で買い取ると申し出るが、商談は不成立。ゼルガディスは力づくでアイテムを奪おうとする。そんな時リナの魔力が低下し始め大ピンチに。リナの魔力が弱くなる“あの日”が近づいていたのだが…。
ゼルガディスの魔王シャブラニグドゥの復活を阻止すべく、動き出すリナたち。伝説の賢者、赤法師レゾも信用できない中、リナは魔力がほとんど使えない状態に!! こんな時に攻め込まれてはひとたまりもないが、案の定ゼルガディスたちが大挙して押し寄せる。やむを得ず逃げ出すのだが…。
ゼルガディスたちの手によって捕らえられたリナを助け出したのは、張本人のゼルガディスだった!? 彼と脱出するが、その訳を話そうとはしない。そして追っ手の半魚人ヌンサに湖の中へ引きずり込まれたリナは回復しない魔力のため大苦戦。そこに赤法師レゾが出現した…!
赤法師レゾはゼルガディスを裏切り者とののしる。岩の肌を持つゼルガディスは、レゾが邪悪な実験で生み出した合成人間だったのだ。レゾから逃げ出した二人に追っ手が次々に襲いかかる。レゾの目的が自分の目を治療するためにリナが持つ「賢者の石」が必要なのだと判るのだが…。
執拗に続く追手の攻撃にリナたちは、気の休まる暇もない状態。しかもレゾはなんと魔族まで召喚し始めたからリナたちは大ピンチ。だが、そこにリナたちを探して放浪していたガウリイが颯爽と姿を現し、伝家の宝刀「光の剣」を抜き放つのだ…!!
賢者の石を巡って言い争うガウリイとゼルガディスをなんとかなだめるリナ。二人はさらに険悪なムードに…。そこへレゾからメッセージが届く。賢者の石を渡さなければ、この町の人間を残らず石に変えるというのだ。ついに賢者の石の力で、魔王シャブラニグドゥが復活してしまう…。
復活した魔王シャブラニグドゥの強大な力の前には、さすがのリナたちもそこから逃げ出すのがやっとだった。どうにか一息つくリナたちだったが、その間にもシャブラニグドゥの魔力によって各地に影響が出ていた。異常気象や、今までおとなしかったモンスターたちが暴れ始めたのだ…。
魔王シャブラニグドゥに戦いを挑んでいくリナたち。だが、どんな魔術も通用しなかった。ガウリイがゼルガディスが、次々に力尽き倒されていく中、リナは「光の剣」に魔力を増幅する能力があるコトを見出し、ドラグスレイブを超える真の最強呪文ギガスレイブで最後の勝負を挑んでいく…。
シャブラニグドゥを倒して、再びのんきな旅に出たリナたちは、セイルーンの第1王位継承者、つまりは王子様の噂を聞きつける。目指すは「玉の輿」と、息巻くリナだったが、出会った王子様というのは、40がらみの髭面のむさくるしいオッサンだった!! がっかりするリナに王子は頼みごとをするのだが…。
盗賊相手にリナのドラグスレイブはきょうも絶好調。それを見たアメリアが、自分もドラグスレイブを覚えたいと言い始める。ただでさえ、ムチャの多いアメリアにこんに物騒な呪文を覚えさせてはたまらない。そう思ったリナは、アメリアがあきらめるようにまったく関係のない猛特訓を始めさせるのだったが…。
セイルーンに着いたリナたちは、指名手配のポスターに目をとめる。なんとそれはリナとガウリイの指名手配書だった。正義の使命感に燃えたアメリアに、リナたちはまんまと捕まってしまい賞金稼ぎのザングルスとヴルムグンに引き渡されてしまうのだが…。
賞金稼ぎに追われるリナたち。山を抜けて逃げようとするのだが、追っ手もしぶとく後を追いかけてくる。おかげでリナたちは食事をする暇もないほどだった。ハラペコのリナたちは、食べ物のにおいに誘われ洞窟の中へとおびき寄せられていく。だが、それはザングルスたちの仕掛けた罠だった…。
サイラーグへの道を急ぐリナたち。その道中ハラスという青年に出会う。ハラスはリナを見込んで、偽装結婚の相手になってくれと頼んでくる。実はハラスはキャリーという女魔導士に娘と結婚しろと迫られていたのだ。渋々依頼を引き受けたリナ。そして結婚式当日にザングルスたちが乱入してきて…。
なおもサイラーグを目指して旅を続けるリナたち。ひょんなことで知り合った劇団に紛れ込み、賞金稼ぎたちの目を潜り抜けようとする。ところが団長に脅かされ無理矢理舞台に上がることになってしまう。しかも演目は悪の大魔導士リナ=インバース対正義の少女というものだった…。
目的地のサイラーグまで一気に船で行こうとするリナたち。賞金稼ぎたちの目を逃れるためにガウリイに女装させ、三姉妹という触れ込みで船に乗り込んだまでいいが、自称勇者のモランという男がガウリイにプロポーズしたり、最近この海域を荒らしていたドラゴンが船に襲ってきたから、さあ大変…!!
やっとの思いでサイラーグまでたどり着いたリナたちは事件の首謀者の女、エリスのアジトに乗り込んでいく。次々に現れるコピー人間相手に苦戦する中、ゼルガディスが颯爽と現れリナをピンチから救う。だが、形成逆転と思ったのもつかの間、リナが倒したはずの赤法師レゾが再び姿を現す…。
突然復活したレゾの前から何とか逃げ出すリナたち。レゾがコピー人間ではないかと疑惑が湧き、リナたちは魔道士協会で情報を得ようとするのだが何も分からずじまい。やがて再び襲ってきたレゾは強大な呪文を使い、サイラーグの町ごとリナたちを炎に包もうとする…!!
防御呪文を重ね合わせ、レゾの攻撃に耐え切り、なんとか逃げ延びたリナたちは、レゾに対抗する手段を求めて、かつてレゾが魔道実験を繰り返していたという研究所に向かうのだった。レゾはリナたちの行く手を阻むために半魚人ラハニムを差し向けるのだった…。 ※正式サブタイトルは、◇がハートマークとなります。
レゾの研究所にたどり着いたリナたち。封印を「光の剣」で破り、レゾの遺産を求めて最下層を目指す。ところが、エリスたちの罠にはまり分断されてしまう。ガウリイはエリスの元を離れたザングルスと一騎打ちに。最後の決着をつけるべく挑みかかるザングルスにガウリイも大苦戦…!!
最下層へと急ぐリナたちの前に、研究所の管理をしていたという魔族のディーバが現れる。あっさりとリナに締め上げられてしまうディーバはレゾによって魔力を封じられていた。だが最下層で魔力を取り戻したディーバがリナたちに襲いかかる。純粋な魔族の力の前に苦戦を強いられるリナたちは…。
ついにレゾの遺産である、「クレアバイブルの写本」を手に入れたリナたち。だが、そこに突然レゾとエリスも姿を現した。圧倒的な力で迫るレゾ。エリスはスキをついてリナたちからレゾの遺産を奪い取り、ガウリイにコントロール装置を仕掛け、リナたちと戦わせている間に恐怖の魔獣を呼び起こすのだが…。
コピーだったレゾはエリスのコントロールを離れ、遺産の封印を解き魔獣ザナッファーの力を手に入れてしまう。そしてオリジナルレゾを超えた証として、リナにギガスレイブを打てってみろ命じる。挑発に乗るリナをシルフィールが止める。ギガスレイブは暴走すれば、世界を滅亡しかねない呪文だと言うのだ…!!
シルフィールをかばい、コピーレゾの一撃を受けてしまったリナは瀕死の重傷を負う。そこに突然アメリアの父であるフィルが現れるが、コピーレゾに太刀打ちできるわけもなく、そろって神聖樹の地下に逃げ延びる。だがそこに隠されていたブレス・ブレードの力とシルフィールの治療呪文とでリナは大復活…!!
リナたちをあぶり出すために、コピーレゾはサイラーグに向け攻撃を始める。ガウリイたちは光の剣と呪文の合体技で対応していくが次第に追いつめられていく。そこへブレス・ブレードを手にしたリナがようやく登場!! 果たして勝利を手にするのは誰か…?