いつまでも変わらない日常が私の宝物。
女神様の計らいで不老不死の魔女となって異世界に転生したアズサ。過労死した前世の反省からスローライフを願い、生活費の足しにと日課でスライムを倒すこと300年――。気づけばレベルMAXの世界最強になっていた! 最強の噂は広まり、静かだった高原の家に事情を抱えたドラゴン娘やスライムの精霊、エルフや幽霊といった娘たちが押しかけてくる。彼女たちの悩みやおかれた状況を見過ごせないアズサは奔走し事態を解決、家族として迎え入れ、みんなとの新しいスローライフを始めることにする。しかしその新生活は、スローライフというには少し賑やかなもので――!? レッドドラゴンの故郷に行って温泉に入ってみたり、魔族の国の式典に行ってみたり、世界樹と呼ばれる巨大ダンジョンを攻略したり。今日も楽しい一日が始まります!
(C)森田季節・SBクリエイティブ/喫茶魔女の家
ある日ハルカラと薬草採取のため遠出したアズサは、小豆のような植物を見つけ娘たちのためのスイーツ作りを思いつく。完成したお饅頭は大好評! 急遽「食べるスライム」と命名しフラタ村で売り出すも、思わぬ商機に気を良くしたハルカラが、「会える神様」がやっているというスタンプカード施策を提案してきて……。
ファルファとシャルシャに「世界精霊会議」の招待状が届く。興味津々な二人に頼まれアズサは母親として同行することに。馬車に揺られしばしの小旅行を楽しんだ後、湖の畔ではじまった会議は……幻想的な光景で――! おまけにアズサはそこで、 “ママ”っぽい「したたりの精霊」ユフフとの出会いを果たすことになり……。
ポンデリがお店を始めたと聞き、魔族の国へやってきたアズサたち。彼女の開発したゲームは大盛況! ところがふと、娘たちが遊んでるのにベルゼブブが現れないことに疑問を抱くアズサ。どうやら真面目に仕事をしているらしいが、普段の素行からは信じられず、ヴァーニアとファートラの手引でこっそり見学に行くのだが……。
エノの前でハルカラがうっかり、ベルゼブブの屋敷の庭で見た“動いて喋る草”の存在を話してしまった! その草はどうやら300年もののマンドラゴラで、薬にすることは全ての魔女の憧れ……らしい。大勢の魔女を集め向かうエノに対し、彼女を薬にさせるわけにはいかないと、慌てて追いかけるアズサたちだが……!?